● ジュニアアカデミー委員会 

ジュニアセーリング・シーマンシップアカデミー



第3回ジュニアセーリング・シーマンシップアカデミー

 第3回のシーマンシップアカデミーは5月24日、神奈川県江の島で開催されました。

 天候は雨、しかも雷注意報が出ており海上練習ができるかどうかが心配でしたが、軽風の中、何とか海にでることができ、無事に終了しました。

 受講生が40名と多かったので、佐藤麻衣子、栗田直美、松永鉄也の3名の講師を派遣しましたが、それでも海上練習で1グループ10人以上となると講師は少し大変そうでした。

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3人の講師の連携による、講義の様子

 朝の講義では、講師3人が各々の経験を踏まえて、教本に沿ってシーマンシップに関わる内容を表現しながら、順番に講義しました。

子どもたちはそれぞれのエピソードを興味深く聞いていましたが、特に安全面のところで命に関わる体験を栗田講師が話したあたりは、緊張感もあり非常に印象的でした。

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佐藤講師から、次の指示を受ける子供達

 その後は、初心者のグループ、中級者、上級者の3つのグループに分かれ、子どもたちとのコミュニケーションをとりながら練習内容を決め、海に出ました。

 注目すべきは、朝の講義で講師が話した環境の話題です。「海のゴミを拾うことで海をきれいにすることを心がけよう」という主旨の話をしましたが、それを午前中すぐに実行していた子どもがいて、昼食後の講義で講師がその行為をちゃんとみんなの前で褒めていました。

 まさに、シーマンシップとしての行動のひとつであり、すばらしい光景が目前で行われていたので、とてもうれしいことでした。

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講師を囲んでの集合写真

 午後も多くの子どもたちがゴミを拾って救助艇にもってきてくれました。講師のご指導に感謝します。

 今後このような行動が、多くのセーラーに浸透していくことを期待しています。(青山義弘)