● JSAFからのお知らせ / News from JSAF |
東京オリンピック2020年開催決定
2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定しました。
多くのInternational Sailing Federationセイラーの皆さん、ご支援ありがとうございました!
Japan Sailing Federation(JSAF)は2020年に向けて動き始めた
2020年に向けて計画概要を語る
河野博文JSAF会長2013年9月7日のリオデジャネイロにおけるジャック・ロゲ会長の「TOKYO」の一言から、日本は2020年に向けて動き出しました。
セーリング競技のナショナルフェデレーションである公益財団法人日本セーリング連盟は、この直後に準備委員会を立ち上げ、日本のどの競技団体よりも早く2020年に向けて動き始ました。すでに東京都江東区・若洲のオリンピックハーバーの建設計画がISAFによって承認され、2018年の完成に向けて動いています。選手たちは直近の2016年のリオデジャネイロ・オリンピックを目指して、練習に余念がありません。 その先にある2020年のTOKYOへ向けての大きな一歩となるはずです。JSAFはセーリング界のオールJAPANの力を結集して、2020年オリンピック成功を目指して力を結集しています!
若洲に建設予定の新しいオリンピックマリーナ
若洲に建設予定の新しいオリンピックマリーナ
大変多くのISAF(International Sailing Federation)セイラーの皆さんからのご支援で2020年に東京でのオリンピック開催がきまりました。 皆さんに改めて厚く御礼申し上げます。
東京オリンピックで選手が満足するレースを運営するために不可欠な要素は、新しいオリンピックマリーナです。
建設計画の概略はすでにISAFに提案し、承認を得ています。マリーナの建設そのものに関しては公共事業という位置づけになり、大部分は行政にお任せするしかないのですが、ISAFからはマリーナに関して今後も意見交換をしたいと言って来ていますし、IOC総会でも開催都市はIFの意見を聞いて柔軟に対応してくれるようにとの質問もあったので、そのような流れの中JSAFは積極的にマリーナづくりに関しても意見を言っていくつもりです。新しいマリーナは、マリーナとして必要な機能はもちろんですが、選手や運営スタッフが動きやすいスペースを確保し、メディアなどが十分に活動できる場所を用意することなども計画されています。また、コンパクトな開催を目指してセーリング競技会場が他競技の会場とそれほど離れずに建設できることはメディア対策としては大きな意味を持ちます。メディアが取材しやすい環境にマリーナがあるのですから、セーリング競技の露出も増えることが期待でき、これは取りも直さず選手にとっての大きなメリットになり、日本国内におけるセーリングの普及にも大きく寄与するはずです。
更には、ISAFから強く示唆されている「多くの人々がレースを観戦できる観覧席」にもかなりのスペースを取って作る予定になっています。
加えて、東京湾の水質の浄化も目指したい。私が参加した30年前の群馬国体の時よりは格段にきれいになっていますが、より一層きれいな東京の海にする努力をしたいと思っており、すでに東京都にも訴えかけています。
一方、東京は日本で10パーセント以上の小中高校が集中している都市でありながら、ディンギーの本格的なマリーナがないのが現状です。お父さんお母さんは子どもにセーリングさせるために長い時間をかけて他の都市のマリーナまで移動せねばならない。若洲に新しいマリーナができることにより、東京オリンピック・パラリンピック以降その時間が大幅に低減されることになる。このメリットを享受するのは子どもたちに限らないわけで、おそらくこれはセーリングの底辺拡大に大いに役立つはずです。
このように新しいマリーナによって日本セーリング界のレガシーがもう一つ生まれることになると考えられ、今回のオリンピック招致にあたってもISAFはこの点を大きく評価してくれたと思っています。(河野博文JSAF会長)
これからもオリンピック実行委員会・東京都からの最新情報をアップしていきます。