アンチドーピングの心得 |
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公平な競技と選手の安全のため、世界的にアンチドーピングの動きが強くなってきています。日本のセーリング競技でも、強化指定選手が中心だったアンチドーピング教育、ドーピングコントロールを世界選手権、国体、ジュニアを含む全日本の参加選手まで拡大する時期が来ていると思います。
一部のクラスを除いてセーリングではドーピング(禁止薬物の使用)効果は少ないため、ほとんどの選手はアンチドーピングに関心が低いと思いますが、知らないで違反をしても2年間の競技出場禁止など厳しい罰則を受けなければなりません。
市販薬、医療機関の薬にも禁止物質が含まれている事は珍しくありません。アンチドーピングのため普段気をつけるべき点を以下に簡単に説明します。ご質問は山川 e-mail:
[email protected]
または中村 e-mail: [email protected]
TUE(治療目的使用の適用措置)の申請の申し込みは
JSAF医事委員会アンチドーピング委員会
中村仁也 e-mail: [email protected]までメールしてください。
TUE申請の流れ
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◆病気のとき |
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医療機関受診時にJPNドーピングデータベースまたはJADAのホームページ上の禁止物質リストを医師に提示し、禁止物質以外の薬を希望する。(喘息など一部の疾患では禁止物質が治療に必要な場合がありますが、この場合は診断書を含む事前申請が必要です。)
JADAのホームページ
http://www.anti-doping.or.jp/code/index.html
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◆普段つい使ってしまう市販薬について |
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市販薬(薬局で売っているかぜ薬など)はいくつかの成分が1つの薬に入っている事が多く、とても気をつけなければなりません。
信頼できる薬剤師がいる薬局で、禁止物質リストを見せて相談してください。漢方薬にも禁止物質を含むものがもちろんありますので避けたほうが安全です。 |
◆薬と認識しないものの危険 |
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サプリメント類、特に輸入品には禁止物質が含まれている可能性があります。できれば普段から使用しないほうが安全です。バランスの良い食事をすれば、サプリメントは不要です。
育毛用薬、滋養強壮薬には禁止物質が含まれているものがあります。なんとかエキスと書いてあるだけで成分表示の無い物は注意しましょう。
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普段から安易に薬物を使用していろいろな症状に対処する事を慎みましょう。 |
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医事・科学委員会では安全で公平なセーリング競技のために以下のサービスを行っております。 ※項目5の(薬物の手配)以外は基本的に無償ですので、大会を主催する際はご利用下さい。
ほぼ全国にJSAF所属のスポーツドクター、歯科医がいますので【委員長】山川 雅之までご連絡下さい。
e-mail: [email protected]
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1. |
レース海面でのメディカルサービスのためのドクター派遣 |
2. |
心肺蘇生を含む安全講習会に講師の派遣 |
3. |
世界的に行われる事が多くなったドーピングコントロールのための役員派遣 |
4. |
選手に対する医事相談、服薬相談(禁止薬物の回避) |
5. |
海外遠征時の薬物の手配 |
6. |
JOC、日本体育協会等関連団体の医事に関する対応 |
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2007年度競技会ドーピング検査予定
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5月3日〜6日 JSAFジュニアオリンピックカップ(滋賀県唐津)
9月7日〜9日 JSAFオリンピックウィーク(神奈川県江ノ島)
10月25日〜28日(予定)470級全日本選手権(神奈川県江ノ島)
11月10日〜18日(予定)
2008ナショナルチーム選考レース兼オリンピック第1次選考
競技会ドーピングが予定されている大会では、選手は身分証(免許証、学生証、JSAFカード等)を常に携帯するようにしておくようにして下さい。
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2006年度ドーピング検査実施報告 |
2007年2月1日、4日
ナショナルチーム選考レース
男8名、女4名
ドーピング検査結果
2007年3月21日
浜名湖ジュニアユースレガッタ
男2名、女2名
ドーピング検査結果
2007年5月20日
ISAFオリンピック種目合同世界選手権大会
派遣代表事前合宿検査(レーザー級)
男4名、女4名
ドーピング検査結果
2007年5月24日
ISAFオリンピック種目合同世界選手権大会派遣代表事前合宿検査(RS:X級)
男5名、女2名
ドーピング検査結果
2007年9月11日
オリンピックウィーク
男2名、女2名
ドーピング検査結果(PDF)
ドーピング裁定委員会報告
2007年11月18日
470級ナショナルチーム選考レース
男5名、女3名
ドーピング検査結果 (PDF)
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